Festival後半では、高校2年生と3年生のGlobal Studies(選択科目)受講者が、日頃の
授業の成果を発表しました。Global Studiesは、愛徳学園の Global 教育の中心となる
科目です。
まず、高校3年生のGlobal Studies受講者からクラスコンテストを経て選出された代表者3名によるTED Talk Presentationから始まりました。「『やったことがない』からこそ『やる』。そのことで夢が広がる」という力強いメッセージから、化粧品の廃棄ロス問題を解決する身近な方法、そして海外へ旅行することがもたらす利点について、内容はもちろん、スライドの使い方や観客への伝え方も含め、最高学年にふさわしい圧巻のプレゼンテーションでした。
続く、高校2年生はGlobal Studiesの授業を通して、ファストファッションがもたらす問題点をリサーチし、考察を深めてきました。今回のフェスティバルでは、Mock Trial(模擬裁判)の形式をとり、受講生全員が舞台に上がり、それぞれ途上国の生産者から先進国のファストファッション企業のCEOまで幅広い立場を代表して、観客にファストファッションの現状を訴えました。
Festivalの最後は、高校3年生によるBook Project の取り組みについての発表です。
今年で3年目となる同プロジェクトは、図書館はあるのにそこで読む本がないという課題を抱えるカンボジアの小学校に手製の絵本を送ろうという企画から始まりました。生徒たちがゼロから子どもに届ける物語を英語で考え、イラストも描き、最後には朗読の音声も吹き込みました。そしてその英語は、カンボジアの大学生の協力を得て、クメール語にも翻訳していただきました。
今回のフェスティバルのステージでは、絵本の作成者全員による読み聞かせを行いました。朗読指導には、去年に引き続き神戸市外国語大学の矢形ゼミの学生の皆さんに協力していただきました。将来の英語教育を担う大学生の皆さんの熱い指導のおかげで、生徒たちも自信をもって、楽しそうに発表している姿が印象的でした。ゼミ生の皆さん、お忙しい中本番の生徒たちの様子をご覧くださりありがとうございました。