校長あいさつ

愛徳学園ならではの学び

~Rainbow Program・少人数教育・カトリックミッションスクール~

 

 

愛徳学園の特徴はなんでしょうか。大きく3つに絞ります。

 

まずは「Rainbow Program」です。これは中高の6年間を3ステージで区切ることで、発達段階に応じた学びの目標やポイントを設定した愛徳オリジナルのプログラムで、中高一貫教育ならではのものです。「Rainbow Program」でうたっている7つの力とは「体力・忍耐力」「思考力」「コミュニケーション力」「英語力」「問題発見・解決力」「異文化理解力」「プレゼンテーション力」です。これらは愛徳学園で学んだ生徒たちが、未来の社会でその力を存分に発揮し、充実した人生を歩んでもらうために必要な力です。

 

次に少人数教育です。小規模校のメリットを最大限に活かし、1クラス10人から20人ほどで構成されたきめ細かな教育を徹底しています。もちろん合同授業で大きなクラスにすることもできますし、学校行事ではクラスや学年の壁を超え、中学校と高等学校全体で協力し合うことも可能です。また、併設の幼稚園や小学校との連携も強く、体育大会は小中高生が合同で行う行事で、これは全国的にみても大変珍しい取り組みの一つです。

 

そしてもう一つ。最大の特徴がカトリック・ミッションスクールの女子校であるということです。2026年に創立70周年を迎える愛徳学園は、規律や礼儀など「しつけ」や「マナー」も大切にしています。スペインで生まれた聖女ホアキナ・デ・ベドゥルナによって1826年に創立された「カルメル修道会」が設立母体で、カルメル修道会は2026年に創立200周年を迎えます。神戸市垂水区に開設された「愛徳カルメル修道会」は2026年に創設75周年を迎えます。現在も多くのシスターが学校教育に携わってくださっている伝統校なのです。建物のたたずまいも極めてつつましく、毎朝登校しますと、正門の正面に見えるイエスの聖心(みこころ)像が生徒たちを迎えてくれるのです。また、校舎から見える瀬戸内海と淡路島を見渡すと、人間の小ささと自然の雄大さに思わず息を呑むほどです。

 

愛徳学園は人と人の出会いを大切に、これからも校訓である「気高く、強く、美しく」成長していく学校でありつづけます。

 

 

校長 松浦    直樹