人は決して一人で生きている者ではありません。“共存・共生”を掲げる21世紀。学園は”全てを愛によって(創立者のことば)” の心で“他者への奉仕に生きる人”を育てたいと願っています。全校委員会(生徒会)が呼びかける様々な奉仕活動に協力しながら皆さんが“真の幸せ=仕合せ”に気付いてくれることを願っています。
里子支援(親の日)
国際理解の一貫として学園の生徒は、海外の子どもたちの里親となり、毎月「親の日」を決め、里子への募金を行っています。「海外で生活するもう一人の同級生」として、各学年がそれぞれ1人ずつ里子を担当し、里子支援団体を通して募金を送っています。 里子の子どもたちからは、定期的に手紙が届き、教室や校内に掲示して交流も行っています。また、この里子支援は、学園が大切にしている「心を育てる教育活動」の一貫でもあります。
お米の日
「お米の日」には、生徒が各家庭から持ち寄ったお米を集めます。集められたお米は、カトリック教会を通して神戸の街で野宿者支援の炊き出しに使われます。「お米の日」は、「親の日」と同時に毎月行われており、全校委員の奉仕を担当する生徒が中心となって、各クラスの奉仕委員とともに、協力を呼びかけています。
炊き出し
毎年春と夏に生徒達から希望者を募り、野宿者支援のための炊き出しに参加しています。この野宿者支援には、「お米の日」に集められたお米が活用されています。カトリック中央教会の社会活動センターの方々にご指導していただき、実際に自分の体を動かして奉仕活動を行います。自分たちが奉仕活動に参加し体験することで、授業では得られない大きな学びを、参加した生徒達は毎回実感しています。
老人ホーム訪問
週に1回、シスターといっしょに生徒達が老人ホームを訪問する活動を続けています。参加する生徒は、社会奉仕部の訪問部に所属しており、他の部との兼部が可能になっています。そのため興味がある生徒は誰でも参加できるようになっています。老人ホームでは、お年寄りの方々とお話をしたり、折り紙を教えて頂いたりします。生徒達にとって、とても楽しい時間です。お年寄りの方々も、愛徳生が訪問することを楽しみにして下さり、そのお気持ちを頂ける事が、何よりも生徒達にとって幸せなことです。