各教科での学び

国語

 国語は、すべての教科の基礎であり、思考力、表現力の土台です。「読む」・「書く」・「聞く」・「話す」の4領域の向上を図ることによって、「7つの力」を身につけます。1stステージでは、読書の楽しさを体験し、より多くの漢字や語彙の習得に力を入れています。2ndステージでは、社会や自然に関する興味・関心を醸成するために、古典も含めた様々な分野の文章と向き合います。3rdステージでは、自己の将来や社会での役割に思いをはせ、その実現に必要な力を高めます。また自ら興味を持ち、調べ、考えたことをまとめ、様々な形で発表します。
「読む」・「書く」・「聞く」・「話す」の4領域はもちろん、論理的な思考力を深めるためタブレット端末を活用した、アクティブラーニングも取り入れています。

社会

 近年、「グローバル人材」の育成が盛んに唱えられますが、そのためには語学力を向上させると同時に、自国と世界の歴史・文化・社会・経済などに精通し、それらを含めた幅広い知識(教養)を身につけることが必要となるでしょう。また、外国人に「日本はどんな国ですか?」と聞かれた際に、自らの考えを筋道立てて論理的に表現する技術も重要となります。それ故に、授業や自己学習を通して蓄積した豊富な知識(教養)を土台にして論理的な「思考力」を磨くとともに、自分の意見を分かりやすく他者に伝える「プレゼンテーション力」の育成にも励んでいます。
「いま」「ここ」とは違う世界を知ろう。「いま」とは違う時代、「ここ」とは違う地域。そして、大人になった時に必要な知識。社会科での学びが、「いま」「ここ」に生きているあなたの世界をきっと豊かにしてくれるはずです。

数学

 授業では、各単元において基本的な内容を学び、演習プリントなどの反復学習で定着を図ります。課題について考えたり説明したりする活動を通して、習ったことを活用して解決できることの楽しさを実感してほしいと考えています。また、パフォーマンス課題を通して自分の思考過程を説明し伝え合うことにより、異なる考え方をお互いに取り入れ深めていくことができるように協働学習なども取り入れています。 社会で様々な問題に直面した時に数学で学んだ力が解決するための問題発見・解決力や思考力に繋がっていくと考えています。
数学は規則や法則を使い、筋道を立てて考え、問題を解決します。答えにたどり着くまでの過程が大切で楽しいところです。ぜひ、数学の楽しさを一緒に味わいましょう。

理科

 理科の教科書や図表を見るとワクワクしませんか?
そこには、先人たちの「これ、なんだろう?」、「どうなっているのかな?」、という、問いかけ→仮説→実験→結論の道筋の結果、導かれたことがたくさんつまっています。私たちは、その道筋をたどることで「あっ、そうなのだ」と実感することができます。
身の周りにある物、ふだん何気なく見ている現象、そして自分自身、それらすべてが「理科」と深い関係があることに気づくと思います。また、近年目覚ましい進歩を続けている科学の世界では、今まで分からなかったことが、解明されるようになってきました。
すでにわかっている事がらを理解・定着させ、それを活用して新しい現象や変化を理解していく力が身につくよう、導いていきたいと考えています。

理科① 物…物理、化学
② 現象…地学、物理  変化…化学
③ ヒトが生物の一員であること…生物

「これ、何だろう?」という問いかけから始まり、「どうなっているのかな?」と自らに問いかけ、その疑問について考えたり、調べたり、話し合ったりすることで、「あっ、そうなのだ」と実感できる科目。それが理科です。

英語

 外国語の習得には、豊富なインプットと意味のあるアウトプットが必要です。中学では、個々の学びのスタイルに寄り添いながら、「自学自習ノート」を用いた効果的な学習法を指導し、外国語学習に不可欠な反復練習で基礎力を養います。高校では、幅広いテーマの英文を読むことを通して、社会の現状を知り、異文化を理解する心を育みます。また、中高6か年を通じて、ネイティブの教員によるオーラル・コミュニケーションの授業で、エッセイ・ライティングやプレゼンテーションといった自己表現活動を多く取り入れ、実践的なコミュニケーション力を伸ばします。さらに高い英語力を目指して英検に挑戦する生徒には、放課後の1次試験対策講座や2次面接個人指導を行っています。
英語科授業では英語の4技能をバランスよく取り入れ、生徒たちが教科としてだけではなく言語としての英語に関心をもつよう様々な工夫をしています。

スペイン語

 スペイン語はスペインやメキシコ・ペルー、アルゼンチン等数多くの国で使用され、国連の公用語でもあり、全世界で活用できる場面の多い言語です。また、外国だけでなく日本国内にもスペイン語を話す人たちが大勢います。音楽や美術、文学などの文化的な影響力、また、政治・経済分野における重要性などを考えれば、多様性に富むスペイン語圏はこれからますます注目を集める地域のひとつとなっていくでしょう。
スペイン語の授業を通して「異文化理解力」、「コミュニケーション力」、「問題発見・解決力」、「思考力」、「体力・忍耐力」を育みたいと思っています。
スペイン語科皆さんがスペイン語に興味をもち、スペイン語圏の国について知るための第1歩を踏み出して下さい。

保健体育

保健体育の授業は、
①健康で安全な生活をするために必要な知識や態度を身につけること
②運動に親しむ習慣を身につけ、健康の増進と体力の向上をはかること
③運動を通して、気づいたことや学んだことを生かして、仲間とのつながりを深めることの3つを目的として行っています。
将来の自分のために必要な力を、体育の授業(実技)と保健の授業(座学)で育てていきます。体育では、課題に対して仲間とともに考え協力していく中で、身体的要素と精神的要素などの「体力」と思いやりをもち相手を尊重する態度などの「コミュニケーション力」を培っていきます。保健では、多くの情報の中で正しく判断し実行できる態度を養う授業を展開していきます。また、自分や他者を大切にするために、命の大切さを実感する体験プログラムも行っています。
体育科授業を通して、生徒の“できる”を増やし、努力することの楽しさや達成することを体感させます。

芸術

<音楽>
中学生は、楽譜の書き方や音符の読み方など音楽の基礎知識を学び、音を奏でる楽しさに触れます。高校生は、創作活動や楽器の演奏を通して、音楽の豊かさや深さを体験します。
音楽科主催の校内合唱コンクールでは各学年、心を一つにして合唱を創り上げる喜びを分かち合い「体力・忍耐力」も身につきます。
また、鑑賞の分野においては、あらゆるジャンルの音楽に触れることで、様々な国の文化や人々、その時代背景について音楽の観点から学びます。
「音楽は国境を越える」と言います。音楽を共有することに言葉は必要ありません。将来、今よりも更にグローバル化の進んだ社会を生きていく生徒が音楽によって、その一歩を踏み出すきっかけとなるものを身につけてほしいと願っています。
<美術>
絵画、彫刻など様々な美術作品に親しみます。また制作活動を通して自己を表現することの楽しさや素晴らしさを学びます。さらに、作品を完成させる過程で「忍耐力(やりぬく力)」を育んでいきます。
<書道>
多様な書の作品を鑑賞し、書文化への理解と書を愛好する心を深めます。また、毛筆による古典の臨書を中心に書表現を体験し、「手で書く」ことの価値や意義が実感できるよう取り組みます。
音楽科<音楽>
楽譜になっているものだけが音楽ではありません。授業を通して様々な音楽や表現に触れることで自らの心を豊かにし、他人と共有したり多様な文化に触れることで感性を高め、さらに人生を豊かにしましょう。

家庭

 家庭科の学習は、衣食住だけでなく、家族や家庭、保育、高齢者、家庭の経済(消費生活)など、生活に密着し、人の一生に関わる学びです。授業で学習したことをもとに、自分の生活を見つめ直し、課題があれば、その解決策を考え、実践しています。それらを通して「問題発見・解決力」や「思考力」などの「7つの力」を育みます。また、調理や被服の実習を通して「コミュニケーション力」や「忍耐力」を養い、完成した時の達成感を味わうことができます。将来、生徒一人ひとりが豊かで充実した人生を送れるよう、様々な工夫を授業に取り入れています。
家庭科豊かで充実した人生を過ごすための基礎を学ぶ教科です。人と人とのつながりを大切に「共に生きる社会」を構築できる大人へと成長できることを目指しています。

宗教

 人間、この美しき者。それは神様の似姿に作られた魂の美しさ。1stステージでは、主に聖書や大自然を通して私たちの存在をはるかに超える存在(神様)を感じたり、頂いた命の不思議に感動・感謝し、一人ひとりを心に掛けて下さる神様の愛に目を向けます。
2ndステージでは「神様に愛された私、大切なあなた」を見る優しい神さまの眼差しを感じながら、社会の現実に目を向け、真実を見る確かな目を養います。
3rdステージでは、各自が頂いた賜を自覚し、自分らしい生き方を探すとともに、感謝の心で、仲間と共に、人々の幸せのために奉仕の心で生きることを学びます。
宗教科愛徳学園で「兄弟(姉妹)が共に住むのはなんと美しいことか」という聖書の言葉を体感してみませんか。

情報

 「社会と情報」においては,情報が現代社会で果たす役割を学び、情報機器を活用したコミュニケーション能力や情報の発信力を養います。そして、生徒の発達段階や実態に応じて情報化社会に積極的に参画することができる能力・態度を育てます。また、課題や目的に応じて情報を活用する上で、情報モラル・知的財産の保護・情報安全等に対する知識や実践的な態度を身につけます。授業では、パフォーマンス課題として、各自がテーマを決め、お互いに共有し、視野を広げます。
情報科PCやタブレット端末の情報機器を操作するだけでなく、情報を活用する上で必要な情報モラルやマナーについても学びます。