12月18日、校内でGlobal Festival が開催されました。
Festival前半では、中学校1年生から高校2年生まで、各学年から選出された代表者による英文暗唱と英語によるスピーチコンテストが行われました。
まず暗唱部門では、中学1年生は『イソップ寓話』から”The City Mouse and the
Country Mouse”(田舎のネズミと町のネズミ)を、中学2年生は、清少納言による随筆
”The Pillow Book”(枕草子)からの一節を題材に暗唱を行いました。
暗唱を披露した計6名は、英語の発音や抑揚だけではなく、ジェスチャーや表情などを巧みに使って、それぞれの物語や世界観を表現していました。
続くスピーチ部門では、中学3年生と高校1・2年生がそれぞれの実体験に基づいたオ
リジナル原稿を作成し、気持ちを込めて発表しました。題材は、中学3年生が”My
Favorite Words”(私の好きな言葉)、高校1年生が”A Letter to …”(~への手紙)、そ
して高校2年生が”The Most Important Thing Aitoku Has Taught Me”(愛徳学園が教え
てくれた一番大切なこと)でした。暗唱とは異なり、スピーチ部門では個人の経験に基づくメッセージの表現が主になります。クラスの仲間の前はもちろん、全校生徒の前で自分を表現することは大変勇気がいることです。発表者6名は全員それぞれの個性を生かし、クラスの仲間や友達からの応援を力にしながら、全身でメッセージを表現していました。
暗唱・スピーチ部門に共通していたことは、発表者が安心して自分を表現していたことです。そこにはきっと、自分を信じる心と、自分を応援してくれる友達やクラスの仲間そしてご家族の応援があったのではないでしょうか。心を開いて、人前で発表する愛徳生の姿は心を打つものがありました。
また、スピーチ部門の最後の締めくくりとして、今年は特別なスピーチがありました。それは、11月末から数週間の間、現地での冬休みを利用してシンガポールから愛徳学園高等学校に体験入学をしている生徒によるものです。学食や掃除という身近な内容を紹介しつつ、健康や衛生の視点で、2つの国の学校教育や文化の内容を比較する彼女の視点は非常に興味深いものでした。最後に愛徳学園での体験が素晴らしいものだったとまとめており、まさしくGlobal Festivalにふさわしい素晴らしいスピーチでした。