【速報!小中高合同体育大会①(前半)】

 愛徳学園が全国に誇る学校行事・小中高合同体育大会。今年もグリーアリーナ神戸のメインアリーナで盛大に実施されました。私にとっては見るものすべてが新しく、いい意味で衝撃的だった昨年の体育大会は興奮してしまい、2回に分けて詳細に報告しましたが、今年はもう少し簡潔にまとめたいと思います。とはいうものの、今年がさらに驚くべきブラッシュアップが図られましたので今年も昨年度に負けないくらい興奮しました。ということで、今年も速報版を2本に分けて載せますのでしばらくお付き合いください。

 

1.ラジオ体操(小中高)

 小中高全員そろってのラジオ体操は圧巻です。先週もブログで書きましたが、かかとをつける愛徳生の姿には誠実さと教養を感じます。

2.走れ愛徳っ子(小学校高学年)

 小学校高学年ですからよりスピーディーによりたくましく走ります。学年が上がるごとに確実に成長する姿が見られます。「一周全速力」は本当に力強かったです。

3.百足競争(中高)

 この「ムカデ競争」は足をひもで結ぶものです。これはチームワークがすべてですから、中1から高3までの学年の差はあまり関係がなく、どれだけ心を合わせ、仲間を思いやったかが勝敗の分かれ目となります。1位は見事なムカデワークを披露した高3でしたが、一時トップに躍り出て最終2位になった中3も速かったです。以下、3位が高1で4位は高2と中2が同着、続いて転倒せず堅実確実にやり切った中1と続きますが、中1がゴールした時の会場全体の拍手は胸がいっぱいになりました。

4.全集中(小学校低学年)

 昨年同様すべての意識をトラックに集中させ、小学校低学年がスピードを競います。「その速きこと風のごとし」でした。中高生のお姉さんたちが、小学生へ熱い声援を送る姿はいつ見ても気持ちいいものですね。上級生の放送にもありましたが、まさに「一気に走る」でした。

5.ペアで5GO‼(中高)

 中高で選び抜かれたペアチームが次々と襲い来る様々な課題を解決していきます。網くぐり→デカパンレース→背中でボール競争→二人三脚と、その姿はまさにレインボープログラムの「課題発見解決力」ですね。第一走者から独走態勢を維持した高2がトップ、高3、中3、中2、高1、中1と続きます。

6.愛徳ソーラン(小学校全)

 体育大会や文化祭等の王道「ソーラン節」を小学生全員で合わせます。小学校1年生はわずか半年前までは幼稚園児だったことを思えば、その成長にはまことに感動させられます。高学年の自信と誇りに満ちた演技に胸が熱くなりました。全小学生の息の合った姿と黒のハッピがなんともかわいくて格好よかったです。

7.Hurry Up ‼(中高)

 これも課題解決型レインボー的競技です。一般的には「借り物競争」のカテゴリーになりますが、女子校ならではのファッション性を突き詰めた着替え競争が見る人の胸を打ちます。例にもれず私も「お題」に登場。今年は世にも恥ずかしいワンピース姿とハロウィンキャップで樹山さん・日和さんと仲良くゴールすることになりました。

8.くるくるジャンプ(小中高)

 スピード感あふれる激アツ大縄跳びの真骨頂。これは本当に多くの人に見ていただきたい種目です。大縄跳びといってもただ大人数で飛ぶだけではなく、2分間で次々と走り抜けていく競技ですから、とにかく縄の回転と飛ぶスピード、もちろん移動速度も超高速なのです。ただ早すぎると引っかかって時間をロスしますからクラス全体の脚力と回転および移動速度を緻密に計算して最大限のパフォーマンスを維持して飛び続けるという、極めて数学的物理学的能力が問われる競技なのです。その姿を見ていて私はただただ愛徳学園の教養を感じました。1位は高3の184回、そして高2(165回)、中2(151回)、中3(146回)、高1(132回)、中1(71回)と続きます。

9.ビッグボール(幼小中高)

 プログラムのご挨拶にも書かせていただきましたが、今年の体育大会のもっとも注目すべき種目です。なんといっても幼稚園児と小学生と中学生と高校生がワンチームになって大玉を転がすわけですからチームワークを超えて愛を感じる競技といっても過言ではありません。愛徳生の無限の可能性と将来性を感じさせる種目です。開始前の「エイエイオー」は白組の声が圧倒的でしたが、2回戦とも速かったのは白組でした。対する赤組は、スピードは互角でしたがまるでボールが生きているかの如く揺れ動くのでコントロールが難しかったようです。いずれにしても4歳から18歳が協力する種目など空前絶後で、実に感動的ですね。

10.応援合戦(中高・小6)

 中高だけでなく小学校からは6年生が代表でフレッシュかつパワフルな応援を披露してくれました。どの学年もその学年のカラーが出ており、2分間で表現する熱い思いがよく伝わりました。優勝はチームワークと圧倒的熱量で高3でしたが、準優勝の高1はキュートな「ずっきゅん」を披露してくれました。他学年の応援も含めて個性的で横一線だったと思います。

11.園児ダンス

 今年のもう一つの注目競技がこの園児ダンスです。これは愛徳幼稚園と神陵台愛徳幼稚園の2つの幼稚園の年中園児が合同でダンスをするのです。2つの幼稚園は離れていますから合同練習も大変だったと思いますが、グリーンアリーナ全面を使って全身で表現するダンスには子どもたちの希望の未来と無限の可能性、そして勇気を感じるものでした。終わった後の「皆様どうでしたか」の問いかけに、会場が一つになって温かい拍手で包んでくれた時、「愛徳幼小中高ワンチーム」を実感しました。

後半』に続きます。(校長 松浦直樹)