【速報!小中高合同体育大会②(後半)】

 (『前半』のつづき)

12.新体操部演技

 昨年、ゴースの演技に魅了され、顧問の阿部先生に絶賛のコメントを伝えたのですが、今年も後半にやってくれました。ゴースは新体操の団体演技の一つで、大きな円形の布を使って様々な技を美しく披露するものです。その布をくぐったり空気抵抗で飛ばしたり膨らませたり……。この日のために時間をかけて練習を積み重ねたことがよく伝わりました。ちなみにこの演技を見学していた幼稚園児たちもうっとり見とれていたのが印象的でした。

13.クラブdeAITOKU(中高)

 昨年も盛り上がりましたが部活に頑張る愛徳生たちがそれぞれのユニフォームを着用してリレーをします。スピードだけでなくそのクラブの特徴も見て取ることができますのでまさに愛徳学園の日常がつまった競技でした。今年は圧倒的スピードを誇るバスケットボール部と毎日の走り込みで鍛えたソフトテニス部、そして新体操部あたりがデッドヒートを繰り広げると予想されましたが、昨年結成された愛徳教員チーム「ハシローズ2024」もかなり善戦、僅差でバスケットボールの優勝となりました。順位は1位バスケットボール部、2位ハシローズ、3位新体操部、4位ソフトテニス部、5位バレーボール部、6位バドミントン部、7位卓球部となりました。ちなみに新体操部は前日の放課後の予行演習から全力疾走する姿が美しすぎました。どんな時も真剣誠実に取り組む姿こそ人間性そのものです。部活動の存在意義を強く感じる機会となりました。これからも、がんばれ部活生!

14.天までとどけ(小学校低学年)

 いつも思いますが愛徳学園の競技のネーミングにはアイデアが光ります。これは一般的には玉入れ競技のことですが、しっかり前を向いて、天までとどくほどの球を投げるのです。そしてその球はあくまで優しく、天国まで届くようにていねいに投げるのです。とても平和なのです。結果は白組の圧勝。ただし、片づけは両チームともに迅速確実丁寧で互角でした。さすが愛徳学園小学校。

15.Smile51(中)

 これは中学生のダンスですが、中3はもちろんのこと、中2・中1のダンスリーダーたちも一つになって中学生全体を引っ張ってくれました。今年は学年カラーの旗をもってのリズミカルなダンスパフォーマンスがキュートでした。準備期間の少ない中、日に日に精度を増して難しい動きをマスターした中学生全員に大きな拍手を送ります。

16.縦割り班対抗折り返しリレー(小)

 これは小学生全員が縦割りでリレーするという、小学生単独での最終プログラムですから当然白熱します。どの学年も「最終」にかける思いをバトンに託し、学年を超えて一致協力します。下の学年のバトンを上級生がつなぎ、勝負をかけます。今年は1班(紫)→3班(緑)→4班(黄)→2班(青)の順番でした。

17.台風の目(中高)

 これも伝統の競技で、一本の棒をペアで持って走ります。遠心力をコントロールしながらどうすれば合理的かつスピーディーに棒をつないでいけるかを考えるのです。勝負の行方は最後まで分かりませんでしたが、熱きデッドヒートを制したのは中3で、高3、中1、中2、高1と続きます。なお、64回生

はこの種目2年連続の1位でした。

18.どっこいしょ(小中高)

 「どっこいしょ」とは、愛徳生が最も盛り上がる種目「綱引き」のことですが、この綱引きこそ頭と体をフルに使って行う競技で、物理学のスポーツです。まさに教養が感じられる種目ということができます。小学生全員に中高生の代表選手を加えて2戦同時に行います。トーナメントを勝ち上がって優勝したのは1班でした。

19.学年対抗リレー(中高)

 やはり体育大会といえばリレーです。愛徳学園のリレーはもちろん学年対抗ですから、それは上級生が有利だと思われがちですが、そんなことはありません。確かに高3は昨年に続き優勝候補でしたが、リレーは団体競技ですからちょっとしたバトンリレーやチームのバランスによってはどの学年にもチャンスがあるのです。事実今年も激しいデッドヒートが展開され、最後まで手に汗握るレース展開は見ごたえ十分でした。結果は中2が優勝。続いて高3、高2、中3、高1、中1の順で、序盤からトップを独走する中2と、最高学年の意地で猛追する高3との勝負には鳥肌が立ちました。劇的なレースに会場はどよめきから祝福の歓声へと変化したのです。これぞ体育大会の醍醐味です。

20.開閉会式

 今年の開会式の選手宣誓は高3の小嶋ソフィアさん、クラブで愛徳の代表スピーチは高3の住田さん、閉会のことばは高2の堀内さんがそれぞれ落ち着いて務めてくれました。その他放送委員の皆さんは連日連夜リハーサルを重ね、実に安定と頼りがいのある放送運営をやり切ってくれました。「愛ちゃんポロシャツ」のデザインを描いてくれた半井さん、プログラムの表紙絵を担当してくれた高3の住野さん、その他各係の働きも誠実そのもので、体育大会は愛徳学園にかかわるすべての人で創り上げるもの、ということを実感しました。すべての人に感謝したいと思います。本当にありがとうございました。(校長 松浦直樹)