【部活動全開②】

 愛徳学園では毎週火曜日は部活動優先日と設定しており、すべての生徒は、終礼後は何をおいても部活動に急ぎます。そして教員も放課後に会議を入れず、すべての業務に優先して部活動に行きます。ですから火曜日の放課後の職員室は教員がほとんどいません。かくいう私も長年部活指導をしてきましたので、ついつい愛徳生の部活の様子が気になって放課後はいろんな部活に顔を出すのです。4月の間はさすがに生徒たちも私が現れると少しよそゆきの顔をしたり、時には照れ隠しなのか、見て見ぬふりをしたりすることもあったのですが、最近は「一緒にやりましょう」「うちの部活にも来てください」などととてもフレンドリーです。私はバレーボールに長く携わってきたのでバレーボール部にお邪魔することが時々あるのですが、愛徳のバレーボール部もなかなか熱いです。今年はカトリック大会の会場になるということで、高3の岡元さん・花畑さんは8月の試合まで部活動と勉学の両立に励んでいますし、中3の東さん・薗さん・東原さん、中2の新井さん・小嶋さん・藤田さん、中1の花畑さんたちをしっかりと引っ張ってまとめています。次はラケット競技の部活にもお邪魔しようと計画中です。

 文化部では、サイエンス部(高3戸村さん、高2小嶋七瀬さん、高1黒田さん、中1入子さん)に時々お邪魔していますが、いつ見に行っても食べものを使って実験しているので若干部活を間違えそうになります。先日、砂糖水にブルーハワイのシロップを入れ、比重の関係を使ってゼリーを作るという実験をしていましたが、非常に美しい完成品を見て感心していますと、高2の小嶋七瀬さんが自宅で復習実験をし、さらにクオリティにこだわった作品を持参してきてくれました。実験というだけあって、質量が軽く濃度の低い上層部は透明であることに対して濃度の高い下層部は鮮やかな青でまさにハワイアンブルーのグラデーション。これがまた自家製の梅シロップと抜群の相性で、知性を感じる上品な味わいに思わずうなってしまいました。いや研究熱心なことはまわりを幸せと喜びで包んでくれるものなのです。次はちょっとハードルが高いですが、勇気を出して茶道部や家庭科部などの活動にも参加してみようかと目論んでいる今日このごろです。(校長 松浦直樹)