中学3年 静修修学旅行 1日目

中学3年生は、修学旅行で中国地方を訪れています。 初日は、広島で平和学習を行いました。 秋とは思えないほどの暑さの中、世界文化遺産である原爆ドームや平和記念公園には、たくさんの外国人観光客や修学旅行生が訪れ、世界中で平和への関心がこれまで以上に高まっているように感じました。 平和記念資料館では、展示物を見学し、生徒は言葉を失うほどの衝撃を受けている様子でした。戦争の悲惨さ、平和の大切さを肌で感じ、自分たちが次の世代に伝え続けなければならないという使命を持った1日となりました。

その後、ピースボランティアの方にガイドをして頂き、平和記念公園の碑めぐりをしました。その中のお一人が、先日英語の授業で使った教科書で紹介されていたガイドさんでした。先日の平和講話で近藤紘子さんがお話して下さった供養塔をはじめ爆心地や被爆したアオギリなどを目の前にして、真剣な表情でガイドさんの話を聞いて感じている様子がうかがえました。最後にガイドさんから「なぜ広島はこのようなことになってしまったのか、平和な世界になるために自分には何ができるのかを考え、これからの世界が平和になるように考えてほしい」という言葉をいただき、生徒たちもしっかりと受け止めている様子でした。

最後に訪れた世界平和記念聖堂では、ドイツから寄贈されたパイプオルガンの演奏を鑑賞しました。荘厳な音色に包まれた聖堂内で、神父様から聖堂の歴史についてのお話を伺いました。 夜には、平和学習のリフレクションとして、平和記念公園で感じたことや、それぞれが考えた「地球を平和にするために自分ができること」、「この一日の体験から次世代、未来世代に伝えたいこと」を皆で共有しました。これからの平和について、学びの多い1日になりました。