【1学期の愛徳生2024②】

 とにかく毎日のように愛徳生の活躍が見られるので話題はたまるいっぽうです。そこで今回は少しかいつまんでミニコラム的に書くことにします。

 

台湾地震への緊急募金活動(5/31)……今回は全校委員だけでなく一般の生徒にも呼びかけたところ32名の生徒が募金活動に参加してくれました。前回に勝るとも劣らない元気な愛徳生の、募金を呼びかける声が夕方の垂水駅周辺に響きます。今回も募金活動中に声をかけてくださる人が多かったと思います。ある方は「(募金箱に書かれた字が)少し小さいからよく見えないけれど、愛徳学園だから信頼できるし協力しますよ」だとか、「以前私の娘が愛徳学園に通っていたのですよ、がんばってください」など、本当に心温まる声が多く、生徒たちは街行く人の温かな心に触れられたようです。2時間の募金総額はなんと256324円。これに校内での募金43853円をあわせた300177円を、日本赤十字社を通して現地へ送金しました。ご協力に感謝いたします。

 

・中1わくわくオーケストラ鑑賞(6/6)……西宮北口にある兵庫県立芸術文化センターへは、阪急電車で移動しました。混雑を避け、すいている普通電車に乗ったのですが、乗車するや否や生徒たちは持ってきた本を読み始めるのです。この姿こそ愛徳生の伝統ではないでしょうか。昨年大学進学ガイダンスでブース説明をしてくれた卒業生が「電車やバスの移動の際の読書は誇れる愛徳生の姿のひとつ」と言っていたことが思い出されます。昼食後は夙川教会への訪問でしたが、もともと当日は会えないはずだった李神父様が予定を調整してくださり「昨年も来てくれて、とても素敵で大好きな愛徳学園の皆さんに会いたかったのです」と笑顔で迎えてくださるサプライズがありました。

 

アイン・カレンコンサート盛大(6/11)……先週紹介した6/7の愛徳カルメル修道会来日75周年・愛徳学園創立70周年記念ミサは350人という大人数でお祝いすることができました。また11日(火)にはスペインから来日されたシスターたちのコーラスグループ「アイン・カレン」による愛徳学園だけのスペシャルコンサートが実現しました。途中スペイン語の大合唱という感動体験をさせていただきました。メンバーのシスター・ビルヒニャは「人びとは(言葉がわからなくても)音楽で一つになれるのです」とおっしゃっていました。返礼歌の「VAMOS CONTIGO」もうまくいきました。特に司会を務めてくれた高3の中島さん・藤井さんペアは呼吸もぴったりで、プロ顔負けの掛け合いスピーチでコンサートを大いに盛り上げてくれました。

 

・神戸新聞の取材うける(6/12)……垂水警察署長から感謝状を頂いたことはすでに紹介しましたが、「ひょうご防犯ネット」の活動等について神戸新聞からも取材依頼がきました。全校委員の全員が答えてくれましたが、どんな記事になるのかワクワクしています。

 

中3高1合同大学見学会(6/13)……1つの学年で大学訪問というのはよくありますが、今回は2学年合同で、しかも本来なら高校受験がこれからに迫っている中3の生徒が高校生と一緒に大学訪問に行くというのはとても珍しいことで、これも愛徳学園ならではの行事ということができます。今回は午前に関西大学の社会安全学部・午後に同大学のシステム理工学部を訪問することができました。社会安全学部では模擬講義を2つも受講することができましたが、この受講態度がすこぶるよいのです。やや難しい内容であっても生徒たちは必死にメモを取り、全身を耳にして講義に参加しているのです。ふと目を後ろにやると、担任の阿部先生が生徒以上に頷きながら必死にメモを取っているのです。なんと素敵な光景でしょう。(校長 松浦直樹)