【放送委員会が快挙!】

 先週と本日の全校朝礼での表彰式はひときわ感動的でした。今回の表彰は高2の中野さんの英検準1級の合格と、放送委員会の第71回NHK杯全国高校放送コンテスト兵庫県大会の活躍に対して、です。

 

 ご存知のとおり愛徳学園は建学当初からグローバル教育に力を入れおりますが、近年は加速化する社会のグローバル化に、より対応できるよう、英語の技能だけにとどまらず国際社会で起こっていることにしっかりと目を向け、例えば貧困問題や女性の労働問題等の社会問題と英語教育を総合的に捉える教科横断型の授業も実施しています。詳しくは「本校のグローバル教育について」をご覧ください。そのためには当然英語の4技能をバランスよく習得する必要がありますので、積極的に英語検定やGTECなども受検します。特に英語検定については2級と準1級を目指す生徒には通年講習(もちろん3級以下には直前のタイムリー講座)を実施しており、準1級講座は開講してから3年連続で合格者が出ています。今回の中野さんは高2の4月という早い段階で合格しており、その努力と向上心には頭が下がります。本人に話を聞いてみると、「将来の進路にも英語が必要だしもっと上のレベルを目指したいです」と、少しはにかみながら答えてくれました。

 

 次に、特別委員会は1年生で入ったら卒業するまでやり切るという愛徳学園独自の活動ですが、今回表彰を受けた放送委員会のほかに、図書委員会・新聞委員会・保健委員会と合計4つの委員会があります。委員会は兼任もできますし、部活動との両立ももちろん可能です。今回は第71回NHK杯全国高校放送コンテスト兵庫県大会地区予選で高3の中島さんが朗読部門で佳作、アナウンス部門の高3藤井さんと高2齊藤さんはともに入選で準決勝にすすみました。それだけでも十分素晴らしいのですが、藤井さんはそのまま決勝に進出し、奨励賞をいただきました。藤井さんにもインタビューしてみると、「大学でも続けてNHK杯コンテストに出る目標ができました」「将来は放送業界で活躍したいです」ととても前向きに語ってくれました。またどんな苦労があったかを聞いてみますと「他校はすべて部活動として出場しています。私たちは委員会としての活動ですから絶対的な練習量が少ない分いろんな方の助けを借りながら集中して練習に取り組んできました」と笑顔です。成功体験や苦労した体験が将来の道を切り拓くというこの真理は、多くの愛徳生に希望と勇気を与えてくれたことでしょう。なお、準決勝で活躍した齊藤さんは11月に行われる第44回近畿高等学校総合文化祭に兵庫県の選抜メンバーとして出場することが決まっています。

 

愛徳生の活躍は今年も止まりません。(校長 松浦直樹)