【思い立ったが吉日】

 これは嬉しい話なのですが、最近このコーナーについて、愛徳生や保護者など愛徳学園関係者からはもちろん、それ以外の方からも感想が寄せられることが増えてきたのです。

 

 先日、25年ほど前に担任をしていた卒業生から「当時の(私が発行していた)学級通信を読んでいるようで懐かしい」とわざわざ連絡が入りました。この方はお嬢様がいるのですが、「将来はぜひ愛徳学園でお世話になりたい」と言ってくれるのです。また、学校のインスタグラムなども毎日チェックしてくれる人もいます。ありがたい話です。先日の学園祭に来てくれた教え子などは自身のインスタグラムに愛徳学園から写した淡路島の絶景とともに「まるで母校」と書いてくれていました。愛徳学園の輪が広がっていくのを実感しています。

 

 その中で愛徳学園の「オーストラリア研修」に長くかかわってくださった業者の方がこのブログを読んでおられることがわかり、彼らも単に仕事上の関わりだけではなくきちんとHPを訪れ、事前に愛徳学園について研究されていることに頭が下がりました。この方は63回生との『静修修学旅行記(10月21日掲載)』に触れ「私はまだ広島に行ったことがない…」と少し残念そうでした。おそらく私が「広島はまず10代で行くべきところ」そして「20代30代と何度でも行ってほしい」と書いたことに触れ、忙しくしているうちにどんどん年を重ねてしまい、自分がタイミングを逃してしまったことを悔やんでいるのです。もちろん、そういう大人もたくさんおられます。そこで私は「10代や20代で行かなかったら手遅れということはないし、それでもう行かないというのはもったいない。歳を取っているからと言って構える必要もないし、必死に事前学習をしないといけないこともない」と言いました。行こうと思った時が行くべき時なのです。その方はとても素敵な笑顔で「ちょっと楽になりました。休みが取れたらぜひ行ってみようと思います」と前向きになっておられました。

 

 「思い立ったが吉日」。感じた時、思った時にすぐに行動する姿勢を持つことで人生は何倍も充実したものになるでしょう。(校長 松浦直樹)