【終業式で話したこと】

 昨日の終業式はとても厳粛な雰囲気の中、お祈りも校歌も素晴らしかったです。私は式辞で、HRで配布された「進路のしおり」の合格体験記に触れ、結果を出している先輩は天才などではなく、並々ならぬ努力を重ねていたことを伝えました。とりわけ高3生が深く頷いていたことが印象的です。スマホとの賢いつきあいにも触れましたが、どうか皆さんは、スマホは便利な道具として利用しても、決してそれに振り回されないようにしてほしいと願っています。また三点固定の重要性も話しました。三点固定とは「起床時間」「就寝時間」「勉強開始時間」を毎日固定するということです。その中で「高校生新聞」の「後悔しない夏休みの勉強法」を引用しましたが、口頭では覚えられなかったかもしれませんので、ここで書いておきます。これは高校生記者が書いたものです。

 

 ①目標を紙に書き出す②勉強量を把握する③予定は詰め込みすぎない④とにかく毎日勉強する⑤朝勉強がおすすめ⑥復習に力を注ぐ⑦模試や定期テストをやり直す⑧苦手科目を克服する⑨SNSの勉強方法を参考にする⑩勉強場所を変える(いくつか集中できる場所を持つ)

 

 このうち私も朝学習のすすめを強調し「朝の1時間は夜の3時間に匹敵する」ことを話しました。これは長年の私の経験から行き着いた真理です。

 

 そして、私と全学年の生徒たちとの1学期の思い出や関わりを振り返り、最後に総括して全学年をひとことで表したのですが、話している間、あちらこちらで愛徳生が笑顔になっていくのがわかりました。まさに学校目標の「笑顔と挨拶」ですね。せっかくですのでそれも書き残しておきます。もちろんこれ以上にもっともっとたくさんのいいところがありますから、夏休み面談で担任の先生から話してもらって下さい。

 

 中1:GMG(元気で前向きな学年)

 中2:SPSG(静修パワー炸裂学年)

 中3:YDG(やれば出来る学年)

 高1:KTG(気高く強い学年)

 高2:FSG(フレンドリーで爽やかな学年)

 高3:KKG(感受性が強く教養あふれる学年)

 先生:JMAAS(純粋で真っ直ぐな、愛徳生をこよなく愛している先生たち)

 

 簡単にまとめましたが、意外に反響があり、廊下を歩いていると声をかけてくる生徒がいつも以上に増えました。中には突然「校長先生、今朝はTKGですか」と聞いてくる高校2年生もいて、その瞬時の応用力には感服しました。TKG?それは「玉子かけご飯」だそうです。(校長 松浦直樹)